2023.10.12更新

    田中 敦 教授 自己紹介

Prof. Atsushi Tanaka
 撮影:S. Shimizu    

 現職 

関西学院大学経済学部教授

研究分野

金融政策、短期金融市場、効果波及メカニズム、非伝統的金融政策、中央銀行の信認

専門は金融論で、日本銀行が行っている金融政策を研究しています。インフレになったりデフレになったりと、経済の変動が大きいとき、日本銀行は変動をできるだけ抑えようとします。日本銀行が働きかけることが直接できるのは、短期金融市場という金融の中でもごく一部分ですが、その働きかけの効果は金融全体に広がり、やがて日本経済全体にじわっと効いてきます。でも、このような金融政策は万能ではありません。効果があるときもあるし、ないときもあります。政策効果がどのようなメカニズムで経済全体に波及していくのか、どういうときに効果波及メカニズムが働かないのか、日本銀行のどのような政策運営が私たちの暮らしにとって良いのかといった問題に、実際のデータを使いながら考えていく研究をしています。

とくに近年は、非伝統的金融政策が有効であるかどうかをデータを基に検証する研究が中心です。また、そのような金融政策について懸念されている出口戦略と中央銀行の信認の問題、ひいては中央銀行が破綻する可能性についても研究を行っています。

 経歴 

 学歴

1984年3月 関西学院大学経済学部卒業
1986年3月 関西学院大学大学院経済学研究科博士課程前期課程修了(経済学修士)
1995年5月 The University of North Carolina at Chapel HillのPh. D. コース修了(Ph. D.)

 職歴

1990年4月 関西学院大学経済学部助手
1991年4月 同大学専任講師
1994年4月 同大学助教授
2000年4月 同大学教授(現在に至る)

  2014年4月〜2016年3月
2019年4月〜2022年3月 
関西学院評議員 
2015年4月〜2017年3月 関西学院大学経済学部長
2019年4月〜2020年3月
2021年4月〜2023年3月
関西学院大学学院史編纂室長
2019年4月〜2020年3月
2021年4月〜2022年3月
関西学院会館長

 その他の主な活動

1997年10月〜11月 リール第1大学経済社会科学部客員教授
1999年5月
2000年5月
2001年5月
2003年5月
2004年5月
2006年5月
ウッジ大学国際関係学部客員教授
  2019年8月  吉林大学経済学院特聘教授 
2000年7月〜
 2022年5月
神戸市消費生活会議委員(2016年11月より会長)
  2014年3月〜  兵庫県企業庁経営評価委員会委員
  (副会長、2020年11月より会長) 
2014年7月〜
 2018年6月
西宮市消費生活審議会 会長
  2021年11月〜
 2025年10月
日本証券アナリスト協会試験委員会委員
  2022年6月〜  兵庫県企業庁経営ビジョン懇話会委員 


主要文献
業績一覧

 研究書

 研究論文

 教科書

 翻訳


受章

所属学会等


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