2006.9.6更新

『日本の金融政策−レジームシフトの計量分析−』

有斐閣,2006年9月発行,4000円+税

今までの研究をまとめた研究書です。2005年の特別研究期間を利用して、やっと完成させることができました。

概要
金融政策の効果波及メカニズムに焦点を当て、ゼロ金利政策や量的緩和政策まで含めた政策運営手法について考察する研究書です。石油危機やバブル崩壊など変動する金融・経済環境に対して、どのような政策運営が望ましいかを理論的に分析し、日本の金融政策について実証的に検討します。

目次
  • 第1章 金融政策の目標と政策運営
  • 第2章 金融政策目標の選択
    •   −政策反応関数のレジームシフト分析−
  • 第3章 金融政策の操作目標と準備市場
    •   −中期モデルによる実証分析−
  • 第4章 1990年代末以降の準備市場
    •   −準備市場のレジームシフト分析−
  • 第5章 金融市場と政策効果の波及メカニズム
    •   −金融市場の一般均衡分析−
  • 第6章 金融政策における中間目標の選択
    •   −Monetary Combination Policyの計量分析−
  • 第7章 貸し渋りと貸出市場の不均衡
    •   −貸出市場のレジームシフト分析−
  • 第8章 1990年代以降の金融政策の有効性